2019年3月23日(土)は、西淀川子どもセンターでは毎年の恒例となっているプレイパーク「淡路島・冒険の森」での野外活動でした。
子どもセンターでは初期の頃から毎年1〜2回企画しており、今回でなんと16回目になりました!
今回は、西淀川の同じ地域で活動している「にこパパネット」の方々の参加もあり、総勢42人という大勢での活動となりました。
普段はできない遊びを
あまり自然の多くはない西淀川で暮らす子どもたち。子どもたちから聞く日頃の遊びといえば、家でゲームをしたり、古本屋やゲームセンターへ行ったり、近くの公園で遊んだり。都会から離れて、スマホからも離れて、自然の中で思いっきり体を動かすことは、そんな子どもたちにとっては貴重な体験です。
大阪を離れて兵庫県・淡路島にある「冒険の森」に到着した途端、子どもたちは遊びたくてうずうず。
まずは、グループに分かれて昼食の準備をしたあと、子どもたちは森へと走り出していきました。
冒険の森のルールはシンプルで、「自分の責任で、自由に遊ぶ」です。
自然の中に作られたブランコや滑り台、木の上の秘密基地など、子どもたちは自分たちができそうなこと、やりたいことを選び、自由に遊んでいました。
高いところから飛んだり、どんぐりを拾って工作したり、広いところで走り回ったり、何でも遊びにできる子どもたちのエネルギーはすごいなあと、この場所に来るたびに感じます。
昼食はおにぎり&豚汁!
今回の昼食はシンプルにおにぎり&豚汁!
みんなで豚汁の具材を切り、かまどで炊いたご飯でそれぞれ思い思いの大きさのおにぎりを作りました。
かまどに火を起こし、大きなお釜でご飯を炊くことも子どもたちにとっては貴重な経験です。
冒険も森の主「こみじい」や、子どもセンターの賛助会員「ノックさん」に教えてもらいながら挑戦していました。
火起こしに苦戦したり、息を吹きかけると大きくなる火に夢中になったり、煙が目に沁みたり・・・キャンプなど未経験の子どもたちもいるので、こういうことも貴重な体験です。味はもちろん・・・最高!
にこパパネットさんと「みんな遊び」
食後には、「にこパパネット」のふみくん&ともくんが「じゃんけん列車」を企画してくださり、みんなで遊びました。シンプルな遊びですが、みんなでやるととっても楽しい!大人も子どもも夢中になってじゃんけんをし、楽しみました。
西栄寺さまに感謝!
今回の野外活動は助成金等もなく、実施には苦労がありました。
恒例になっている淡路島での野外活動なので、毎年楽しみにしている子どもたちもいて、何とか今年も実現したいと悩んでいたところ、西淀川区内にある「泰心山 西栄寺」さまがマイクロバスをお貸しくださいました。本当にありがとうございました。
また、運転手は今回もノックさんが引き受けてくださいました。いつもありがとうございます!
資金不足と人材不足で活動に苦戦している西淀川子どもセンターですが、心あるみなさまのご協力のおかげで、なんとか子どもたちに様々な活動を提供することができています。心より感謝申し上げます。
継続してきたからこそ
今回で、この野外活動も16回目。
行きの車内で、現在はボランティアとして参加してくれている「うーたん」は、「はじめて冒険の森に行った時は中学生やったかなあ」としみじみと話していました。
はじめは子どもとして参加していた彼も、今では立派な社会人です。彼の他にも、かつては子どもとしてこの活動に参加し、今ではスタッフとして協力してくれているメンバーが何人かいます。
そうやって長年かけて気づいてきた関係性があるからこそ、いま参加している子どもたちも「安心な雰囲気」を感じ取り、のびのびと遊んだり、自分のことを話したりしてくれるのだと感じています。
そんな子どもセンターの活動ですが、今後も継続していくためには、運営資金と新たなボランティアスタッフの獲得が必須です。
今後も子どもたちの成長に寄り添えるような活動を提供していくため、寄付や賛助会員など、さまざまな形でのご支援を、ぜひよろしくお願いします。
ご寄付・賛助会員はこちら→https://nishiyodo-kodomo.net/kifu/
ボランティア募集はこちら→https://nishiyodo-kodomo.net/vora/
最後になりますが、いつもお世話になっている冒険の森のこみじいさん、こみさん、本当にありがとうございました!(たっちゃん)